夏 ~花鳥風月~

REMIOROMEN( レミオロメン ) 夏 ~花鳥風月~歌詞
1.スタンドバイミー

作詞:藤巻亮太
作曲:藤巻亮太

枕木 昼下がりの線路独り占め
コインと太陽が出会ってスタンドバイミー
夢見た冒険はいつでも炭酸の味
飛行機雲二列並んだ空の香り
塞ぎ込んでも仕方がなくて
掌の上雲が泳いでるよ

僕らは風の始まりの音聞かないかい
涙は乾くよ夏の太陽で
飛び出せ 世界は広く深くそして限りなく
続いているのさ壁は僕らの中

黄昏 一人きりの迷路夕暮れ時
木漏れ日に群がる真夏の魔物の群れ
不安を蹴飛ばして進んだゴムボール
名前もない虫たちの歌プラネタリウム
一進一退も意外な出口
一番星はキラキラに輝く

僕らはこれ以上ないなんて決め込んで
本当の力を出せずにいるよ
飛び出せ 世界は無限の彼方じゃなくて
こちらにあるからイメージは超えられるさ

行方知れずも旅は途中下車
改札をくぐった先には
見たこともない景色が広がって
遠回り青い星を行け

空にYeah!光にYeah!
何処まで行けるかな
心震わせ

空まで風の始まりの音聞かないかい
涙は乾くよ夏の太陽で
飛び出せ 世界は広く深くそして限りなく
続いているのさ壁は何処にもない


2.雨上がり

作詞:藤巻亮太
作曲:藤巻亮太

静かになった
どうやら雨が止んだみたいだね
上手くたためない傘に付いた水滴残して
雲が流れてく
水嵩の増した川の脇
細い路地で見つけたのは
水溜まりに映る 空の色

雨のち晴れ模様
響くがまま僕らはどこまでも
歩けばほら道端の
コケに咲いた花さえ 雨上がり

行ってしまった雨の匂い
なんだか懐かしいんだね
泥が飛び跳ねた自販機前
いつからか好きになってたコーヒー
移る景色変わる僕ら
思い出だけが増えていく
何に悩んだか忘れながら

雨のち晴れ模様
大事なもの胸ポケットの中
歩けばほら いい事が
起こりそうな気がする 雨上がり

濡れた街 濡れたズボン
吹き抜ける風は
震えるほどだけれど いつか
僕らは見えるかな 虹の架かる空を

雨のち晴れ模様
響くがまま僕らはどこまでも
歩けばほら道端の
コケに咲いた花さえ 雨上がりのよう


3.夏前コーヒー

作詞:藤巻亮太
作曲:藤巻亮太

夏前の粘る空気の中 窓の網戸にハエも眠る
静かに揺れるカーテンの裾 部屋の灯りがそれにつられる

隙間から忍び込んだ風は
あなたの面影を少しづつ
運んでくるよ 無責任に

べっとりと じっとりと 思い出が張り付き
すぐには忘れられやしないな

並んで座ったあの日も 手を伸ばせば届きそうな気がするけど
蒸し暑さだけが本当で あとは幻 永遠に触れられない

梅雨前線が連れてきた でっかな雲が日々を覆う
暖かいコーヒーを入れてみた あなたの部屋の匂いがした

真直に伸びて消える湯気は
あなたの面影を少しづつ
辿らせるよ 無責任に

ゆらりと するりと 思い出がぼやけて
すぐには思い出せやしないな

時の止まった頭の中 あの部屋は変わってしまったかなんて
考えても無駄なだけと 分かっているのに おかしいな…

雲の隙間の
今夜の月は綺麗です あなたのようにふわりと揺れた
もう眠ってしまいたいな 朝になれば 全部忘れてるかな?


4.花火

作詞:藤巻亮太
作曲:藤巻亮太

星のたなびく night鎌倉 風の匂いは海と闇と
花火を上げて はしゃぎ合おうぜ 今夜空に星が増える
すまして 笑って 心トキメイテ
ピカって ゆらって 光と戯れたら
心少し近付けるかな

私は夏の花火のような恋ならしたくはないから
あなたをどこまで信じていいの?
光は闇の中で惹かれあっていた
未来でも過去でもなく今が一番奇麗
永遠が心に染み渡っていく

割と静かな night鎌倉 砂はシャリシャリ音を立てて
花火が照らす七夕の空 天の川に橋を架ける
並んで座って 煙の中から
フワッて 咲いた火の花の一輪を
指先から心に繋いだ

線香花火に人生を準えても 興味が無さそうだね
君の笑顔は気まぐれすぎて
優しい気持ちが体から溢れてくる
牡丹の花が散り最後のオレンジが広がって
奇麗って言った君が 愛しくて

夜が来る度 また星が降り
君に会いたくってたまらない
僕は君が好きなのさ

私は夏の花火のような恋ならしたくはないけど
あなたの全てを信じていたいの
僕ならいつだって単純明解なんだよ
未来でも過去でもなく今を見つめてごらん
目の前の君をずっと愛している
永遠が心に染み渡っていく